NPO法人芭蕉翁おくのほそ道ネットワーク

  第1回おくのほそ道大学と旅 「旅たち 深川・千住」

大学と旅
2007年5月15日第1回「おくのほそ道大学と旅」おくのほそ道大学開講
会場:江戸川区江戸川資料館小劇場
櫟原理事長の挨拶、中村理事の趣意説明の後梅津理事により開講された。
「おくのほそ道への誘い」
おくのほそ道大学学長:梅津保一 
「江戸の芭蕉」 
神田川芭蕉の会会長;酒井憲一  
梅津氏は、尾花沢市歴史文化専門員 「おくのほそ道」出羽路の旅/著者平成7年1月阪神淡路大震災の折に発表された芭蕉自筆の複製本などを携えおくのほそ道研究における最新の情報を紹介された。おくのほそ道の旅たちは、出立(でだち)=あの世にいく、西行(1118〜90)に会いに行く旅と解説、隅田川を三途の川、深川を此岸(この世)、千住を彼岸(あの世)であると示唆などを行い受講者の興味を集めた。続く酒井氏の講演では、江戸で暮らした22年間のたっぷり都会人時代を生々しく紹介し、この人間芭蕉の時代があってこそ「さまざまなこと思い出すおくのほそ道」だったのであると講演された。受講者と俳聖芭蕉との距離が縮まったようでこれまで少し緊張していた会場内にリラックスムードが広がった。
講座後NPO本所深川役員4名の案内で臨川寺、採茶庵を訪れた。
臨川寺では住職より普段見ることが出来ない芭蕉像の説明を受けた。
懇親会 清澄庭園「涼亭」30名参加
清澄庭園は東京都指定名勝であり、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡ときかされた各地より参加された方々は江戸の情緒を味わいながら、芭蕉談義にハナを咲かせ懇親した。午後7時関戸氏の木遣三本〆で終了。
5月16日
おくのほそ道旅立ち追体験参加者127名
午前10時江東区芭蕉記念館集合

芭蕉記念館見学の後、NPO本所深川関戸理事長他役員さんの案内で芭蕉史跡をめぐり高橋乗船所へ

第1回を記念して4年間全国へ持ち歩く「おくのほそ道大学と旅」の看板を深川の平野氏が製作し掲げた。

「むつましきかぎりは宵よりつどひて、舟に乗て送る」1号船は、深川の関戸理事長が景観を案内し、梅津氏が
旅立ちの解説を行い、2号船は深川の平野氏が景観を案内し、伊賀の中村氏が芭蕉の生い立ちを解説した。
特製おくのほそ道弁当が配られ舌鼓しながら参加者は関戸氏らの案内に隅田川クルージングを堪能した。
午後12時30分千住上陸後、荒川区南千住素盞雄神社芭蕉句碑、足立区千住矢立初の像、プチテラス芭蕉句碑、やっちゃ場など千住宿史跡めぐりをNPO法人千住文化普及会相川さん、中嶋さんの案内で行った。
終点解散は、千住宿貫目改め所跡 午後2時30分櫟原理事長の挨拶で締めくくられた。







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